5月21日の「今日は何の日」は、「二十四節気」の第8番目にあたる「小満(しょうまん)」です。
新緑が色濃くなり、夏の気配がぐっと身近に感じられるこの時期。暦の言葉に込められた意味や、この季節ならではの風景、旬の楽しみについて詳しくご紹介します。

目次
■ 5月21日【小満(しょうまん)】
「万物が満ち溢れ、草木が枝葉を伸ばし、小さな満足を得る頃」
「小満」という言葉には、秋に撒いた麦の穂が育ち、収穫の兆しが見えてくることで「まずは一安心(少し満足する)」という意味が込められています。また、陽気が良くなり、あらゆる生命がすくすくと成長して、天地に活気が満ち始める時期でもあります。
■ 小満の時期の「七十二候」
二十四節気をさらに約5日ごとに分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」では、小満の時期を以下のように表現しています。
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初候(5/21〜5/25頃):蚕起食桑(かいこおきてくわをくらう) 蚕(かいこ)が桑の葉を盛んに食べ始める頃。かつての養蚕農家にとって、蚕の成長は大切な暮らしの糧であり、活気にあふれる時期でした。
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次候(5/26〜5/30頃):紅花栄(べにばなはなさく) 紅花(べにばな)が元気に咲き誇る頃。一面が黄色から赤へと染まっていく風景は、初夏の象徴です。
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末候(5/31〜6/4頃):麦秋至(むぎのときいたる) 麦が熟し、収穫の時期を迎える頃。「麦にとっての秋(実りの時)」という意味で、初夏でありながら「麦秋(ばくしゅう)」と呼ばれます。
■ 旬の食べ物と楽しみ
小満の時期は、初夏を象徴するみずみずしい食材が豊富に並びます。
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そら豆:さやが空に向かって伸びることから「空豆」。この時期のそら豆は香りが高く、豆の甘みが凝縮されています。
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さくらんぼ:小満の頃から市場に出回り始める、初夏の宝石。
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カツオ(初鰹):黒潮に乗って北上してくる初鰹。さっぱりとした味わいが、火照り始めた体に心地よい旬の味覚です。
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梅仕事の準備:スーパーに青梅が並び始める時期。梅酒や梅シロップを仕込む「梅仕事」の準備を始めるのも、この季節の風物詩です。
■ 5月21日のもう一つの顔:リンドバーグ翼の日
小満と同じ5月21日は、1927年にチャールズ・リンドバーグが大西洋単独無着陸飛行に成功した日でもあります。ニューヨークからパリまで、33時間30分をかけて飛び切った彼の快挙を称え「リンドバーグ翼の日」とされています。
📌この記事は「二十四節気」シリーズの一つです。
季節の行事や記念日をきっかけに、日常の中にある小さな気づきや季節感をゆるく紹介しています。気になる方は、ほかの「今日は何の日」記事もどうぞ。